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令和8年(2026年)の宅建試験は10月18日(日)13時開始(登録講習修了者は13時10分)、入室は12時30分まで(登録講習修了者は12時40分まで)。実は、当日の持ち物ルールの「原本」は機構の試験案内の第17・第18にあります(受験票にも記載予定とされていますが、申込段階で読めるのは試験案内だけ)——公式サイトのFAQですら「試験案内の第17及び18を参照」と書かれているだけです。そのため、ネット上の持ち物記事の多くは伝聞の再生産になっています。
この記事は、令和8年度のインターネット申込用試験案内(不動産適正取引推進機構のPDF)を一次確認して書きました(確認日: 2026年8月29日)。筆者は会場受験で合格した宅建士です。公式ルールの逐語と、会場で実際に役立つ補足を分けて書きます。
結論:宅建試験当日の持ち物チェックリスト
| 区分 | 持ち物 |
|---|---|
| 公式指定(必須) | ①受験票 ②BかHBの鉛筆またはシャープペンシル ③プラスチック製消しゴム ④腕時計(時計機能のみのもの) |
| 持って行くと安心 | 予備の筆記具・上着(体温調整用)・現金/交通系IC・受験票を守るクリアファイル・(休憩前用の)飲み物や軽いお菓子 |
| 扱いに注意 | スマホ等は電源OFF+配付封筒にのり付け封入/筆箱・鉛筆キャップは机上に置けない/書籍・電卓・メモ類は使用厳禁 |
公式ルールの根拠:受験案内の第17・第18を一次確認
令和8年度の試験案内は、当日の持参物をこう定めています——「①受験票、②BかHBの鉛筆又はシャープペンシル(左記以外で解答すると無効になります。)、③プラスチック製消しゴム、④腕時計(スマートウォッチの使用不可)を持参してください(置時計等の使用はできません。)」。見落としがちな一文も原文にあります。「鉛筆・シャープペンシル付属の消しゴムは適しません」——ペンのお尻に付いた消しゴムでは足りない、と公式が明言しているわけです(出典: 不動産適正取引推進機構のインターネット申込用試験案内 第17)。
腕時計は必須?——「スマホを時計代わり」は公式に不可
結論、持って行くべきです。試験案内は腕時計を持参物に列挙したうえで、スマホについて「時計代わりの使用はできませんので腕時計を持参してください」と明記しています。会場の教室に時計が無いことは珍しくなく、その場合、腕時計なしでは残り時間が分かりません(ここは会場受験した実感としても強くおすすめします)。時計のルールは3区分です。
- 使用厳禁:スマートウォッチ・スマホ・タブレット・イヤホン・スマートグラス・活動量計などの無線通信機器類、および画面の時計表示が消える物(いずれも無線通信を無効モードにしても厳禁)
- 不可:置時計・タイマー・ストップウォッチ(動作音がする物があるため一律不可)
- 可:上記以外の腕時計で動作音のないもの(アラームは解除・電波時計は可)。監督員が机の上に置くよう指示する場合あり
迷ったら、時刻表示だけのシンプルなアナログ3針が最も安全です。定番はカシオのスタンダードモデル(通称チープカシオ)MQ-24。実売2,000円前後・約20gと軽く、試験用に1本置いておくと資格試験のたびに使えます。▶ カシオ MQ-24(アナログ3針)をAmazonで見る
筆記用具の指定と選び方——「B・HB」と机上ルールに注意
筆記具は「BかHBの黒鉛筆またはシャープペンシル」指定で、それ以外で解答すると無効。50問×四肢択一のマーク式なので、塗る速さは道具で変わります。マーク用の定番は芯径1.3mmのぺんてる「マークシートシャープペンシル」(HB芯)。マーク欄を少ない往復で塗れる太芯設計です。▶ ぺんてる マークシートシャープ 1.3mm(HB)をAmazonで見る
消しゴムは「プラスチック製」指定。マーク1個だけをピンポイントで消せる薄型の専用品があると、隣のマークを巻き込みません。▶ ぺんてる マークシート消しゴム(2個)をAmazonで見る もちろん普通のHB鉛筆数本でも規定は満たせます(コンビニでも買えます)。
意外な落とし穴が机上ルールです。試験案内は禁止物の例として筆箱(ペンケース)・鉛筆キャップ・シャープペンシルの芯ケース・ツバのある帽子を挙げています。筆記具は裸で机に出し、筆箱やキャップはカバンへ。逆に机上で使えると明記されているのは、蛍光ペン・色鉛筆・ボールペン(いずれもマークに使うと無効)、音の小さい鉛筆削り、定規、ティッシュ(包装から出した中身のみ)、ハンカチ、タオル、目薬、携帯用の手指消毒などです。
スマホの扱い——「封筒にのり付け」までが手順
スマホ・携帯電話などの無線通信機器は、①アラームを解除 → ②必ず電源を切る → ③配付された封筒に入れる → ④のり付けする → ⑤所定の場所に収納、という手順が指定されています。封筒に入れてものり付けしていなかったり、指示に従わず所持していた場合は不正行為とみなされます。電源の切り方が分からない機器は「会場へ持ってこないでください」とまで書かれています。また、書籍・電卓などの計算機類・ノート・メモ類は使用厳禁で、違反は受験禁止処分の対象です。直前の見直しは入室前までに。
会場受験した宅建士の実務補足
- 到着は入室締切の30分以上前を目安に:入室締切(12:30/免除者12:40)の直後に注意事項の説明が始まり、13時30分を過ぎると入室できません。会場最寄り駅は同じ目的の受験者で混みます
- トイレは入室前に:説明開始後と試験時間中の途中退出は禁止と明記されています(救急車以外での退出は棄権扱い)
- 昼食は会場に着く前に済ませる:13時開始のため、試験室内の飲食は原則禁止です。昼食後の待ち時間用に、ぶどう糖配合のラムネ菓子などを入室前に食べる受験者も多いです(効果を保証するものではありません)
- 服装は体温調整しやすく:「会場によっては冷暖房が入らない場合があります」と公式が明記。脱ぎ着できる上着が正解です。ひざ掛けや座布団も、身に着けることができる物として明記されています
- 耳栓は「電子製品ではないもの」に限り可:着用は監督員の指示に従う条件付きです。普段の勉強用の耳栓選びは社会人の資格勉強グッズ8選で紹介しています
- 受験票はクリアファイルへ:クリーム色の圧着はがき1枚が入場券です。折れ・雨濡れ対策に、100円ショップのものでも十分なのでファイルに入れて前日のうちにカバンへ
受験票が届かない・当日忘れたときは
受験票は10月2日(金)に普通郵便で発送予定。10月9日(金)になっても届かない場合は、申込先の都道府県の協力機関または機構の試験部へ本人が問い合わせます。届かないまま・忘れたまま当日を迎えても、試験会場の「相談係」で本人確認のうえ再発行して手渡ししてもらえます(再発送はされません)。念のため運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きの身分証明書を持参し、慌てずまず相談係へ。なお受験票は保管必須です(合格発表は11月25日)。
宅建試験当日の持ち物に関するよくある質問
Q. デジタル腕時計は使えますか?
A. スマートウォッチでない普通のデジタル腕時計は、「動作音のないもの・アラーム解除」という条件を満たせば使用可の区分です(電波時計も可)。ただし、省電力などで画面の時計表示が消えるタイプは使用厳禁の区分、タイマーやストップウォッチ専用機は不可とされています。判定に迷う機能付きの時計しか無いなら、時刻表示だけのアナログを用意するのが確実です。
Q. 電卓は持ち込めますか?
A. 電卓などの計算機類は書籍・メモ類と同じく使用厳禁で、不正行為とみなされ受験禁止処分の対象と明記されています。宅建の計算問題(報酬額など)は手計算で解ける範囲で出題されるので、過去問演習も手計算で慣れておきましょう。
Q. 遅刻したらどうなりますか?
A. 13時30分を過ぎた遅刻者は入室できません。また入室締切(12:30/免除者12:40)の後すぐに注意事項の説明が始まり、説明開始後の途中退出も禁止です。交通遅延も考慮して、早めの到着を前提に計画してください。
Q. 服装の指定はありますか?
A. 服装の指定はありませんが、公式が「会場によっては冷暖房が入らない場合があります。体温調整しやすい服装でお越しください」と案内しています。なおツバのある帽子は禁止物の例に挙げられています。会場によってはマスク着用や検温を求められる場合がある点も受験票で確認を。
まとめ:前日夜に「必須4点」をカバンへ
- 公式指定は受験票・B/HBの鉛筆かシャープ・プラスチック消しゴム・腕時計の4点。付属消しゴムは不適・スマホは時計代わり不可と公式が明言
- 筆箱・鉛筆キャップは机上に置けない。筆記具は裸で出す
- スマホは電源OFF→封筒にのり付けまでが手順。守らないと不正行為扱い
- 到着は早めに・トイレと昼食は入室前に・上着で体温調整
持ち物が揃ったら、残りの週末は2026年度版の直前予想模試で2時間通しのリハーサルを。細切れ時間の復習道具は社会人の資格勉強グッズ8選にまとめています。当日、実力どおりに出し切れますように。


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