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ゼロから始める宅地建物取引士独学ガイド|1万円で宅建合格を目指す

転職やキャリアアップを狙うなら、宅地建物取引士(宅建)の資格はいかがでしょうか?
合格率約15~17%と聞くと難しそうに感じますが、実は独学でもしっかり対策すれば合格が狙えるんです!

この記事では、私の独学合格の経験をもとに、効率的な勉強法と資格を活かすコツをまとめました。

「不動産に興味がある」
「キャリアの幅を広げたい!」
「食べるのに困らない資格が欲しい!」

と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

宅地建物取引士ってどんな資格?

持っているとできること

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引で欠かせない国家資格です。
「重要事項の説明」や「重要事項説明書への記名押印」は、宅建士だけが行える独占業務です!

また、不動産会社は事務所ごとに一定数の宅建士を配置しなければなりません。
そのため、資格保有者の需要は安定的に高いのが特徴です。

不動産仲介や売買・賃貸の現場で重宝されるのはもちろん、金融や保険、コンサルティングなどの分野でも宅建士の知識が活かされるケースが増えています。
また、「宅建士手当」を支給している企業もあり、給与アップにつながる可能性もあります。

資格試験の難易度・スケジュール

宅建士の試験は、毎年約20万人が受験する人気の高い国家試験です。
合格率は約15~17%で、決して簡単ではありません。

試験形式はマークシート方式

  • 全部で50問
  • 選択肢は各問題4つ
  • 制限時間は2時間

合格点は毎年変動

  • 例年、50点中33~37点あたりが合格ラインの目安です。

主なスケジュール

  • 出願期間: 7月上旬~下旬
  • 試験日: 10月の第3日曜日
  • 合格発表: 11月下旬~12月上旬

法律科目が多いのが宅建の特徴です。
民法や宅建業法など、専門的な用語が多いので、根気強く勉強を続ける必要があります。
過去問の反復演習がとても重要で、パターンを押さえることで合格に近づけます。

試験は年に1回しか行われません。
そのため、スケジュールをしっかり立て、計画的に学習を進めることが大切です!

とはいえ、四肢択一で問題数も50問、記述問題もないため、「士業」と呼ばれる資格の中では最も難易度が低いです。
(宅建士を「士業」と呼ばないケースもあるくらいです)
独学でチャレンジする方も多いので、ぜひ諦めず頑張りましょう!

宅建士資格挑戦へのきっかけ

安易で不純なきっかけ

私が宅建士の取得を目指し始めたのは、2021年1月のことでした。
当時は新型コロナウィルスが世間を騒がせ始めたものの、まだテレワークが普及する前でした。
そんな当時、AmazonのKindleで、吉川英一さんの著書との出会いがきっかけで、宅建士に興味を持ちました。

あまりにもキャッチーなタイトルだったので、興味本位で読み始めたのがきっかけです。
しかし読み進めると、「案外いけるのかも?」とも思い始めました。
今思い返しても、安易なきっかけでした。笑
(残念ながら私はまだ電話1本で100万円も稼げていません笑)

もともと新卒の就職活動時も不動産になんとなく興味がありました。
会社の給与も伸び悩み、副業にも興味を持ち始めていたこともあり、資格取得のモチベーションは高まっていきました。
そして本を読み終わる頃には、宅建士を取得することを決意していた私でした。

資格を取ると決めてから

意気揚々と資格取得を志したは良いものの、ケチな私はあまり費用をかけたくありませんでした。
そのため、雇用保険の教育訓練給付金が使えたとして、高額なスクールや通信教育を受けるつもりはありませんでした。
そのため、独学で宅建士を取得するため、「どうしたら費用を安く抑えられるか」を考え、情報収集をしました。

その結果分かったことは、以下の2点です。
✅必要なのは「テキスト」「分野別問題集」であること
✅解説はブログYouTube動画などでも十分だということ

誰かに教えてもらう勉強スタイルが合っているようでしたら、スクールが良いかもしれません。
ですが費用を抑えるのであれば、市販のテキストと問題集、それにYoutubeなどの無料コンテンツでも今は十分に情報が揃っています!

ここからは、筆者が実践していた勉強方法について解説していきます。

宅建士を1万円以下で合格した勉強法

テキストと問題集の購入

私が勉強開始時、最初に向かったのは「ブックオフ」です。
少しでも費用を安く抑えようとした私は、テキストと過去問集を古本で済ませました。
運よく昨年度のテキストと問題集があったため、それらを購入しました。

法改正のあるタイミングでは、最新のテキスト・問題集を購入することをオススメします

学習方法

✏️学習計画はざっくりと立てる

私が資格取得を目指そうと考えてから、試験日までが約9ヶ月ありました。
宅建試験は年1回しかないため、一発合格するために大まかなスケジュールを決めました。

最初の3ヶ月で全単元を1周
テキストを一通り読み終えるイメージ

次の2ヶ月は苦手分野に特化して学習
内容理解をより深められるよう、YouTubeの解説動画なども視聴

以降4ヶ月は過去問演習
自分の得意・苦手を分析し、苦手分野を一つずつ潰す

私は細かに計画を立てるよりも、このくらいざっくりの方がプレッシャーに感じず学習ができました。
ここは性格による差が出ると思いますので、それぞれに合ったやり方で試してみてください!

✏️分野ごとに学習を進める

知識・経験ともにゼロからなので、まずインプットから始めました。
この時の注意点は、「分野ごとに細かく区切る」ことです。
(宅建業法の〇〇分野など)

まずはテキストを一読しようとする人もいるかもしれません。
ですがそれだと、冒頭部分の記憶が曖昧な状態で、問題集に移行することとなります。
結果、問題が解けずモチベーションが下がり、勉強の手が止まるということも少なくありません。。。

資格学習において重要なのは、「テキストを読み切る」ことではなく、「テキストを網羅的に理解する」ことです。
そのため、テキストやYouTubeでインプットした分野を即座に問題集で解くようにしていました。

問題集は「テキストと同じ出版社(シリーズ)」で、「分野別問題集」がオススメです!
テキストで読んだあと、そのまま問題演習へ進めるので、この組み合わせが学習に最適です!

✏️分からないところはYouTubeで

独学で最もつらいのは、「聞く相手がいない」ということですよね、、、
特に法律系の資格は日本語の言い回しが独特です。
いくらテキストを読んでも、どういう意味なのかよく分からないということも多いのではないでしょうか。

そんな時にオススメなのが、YouTubeの解説動画を見ることです!
すでに資格をとった先輩が、単元ごとに解説してくれている動画が多数あります。

私は当時、「棚田行政書士の不動産大学」というチャンネルを中心に見ていました。
話し方も上手でテンポもよく、何より分かりやすかったのでオススメです。

✏️スキマ時間もYouTubeで

スキマ時間もYouTubeで学習することで、忙しい方でも学習を進めやすくなります。
例えば、車の運転中や洗濯物を干す・たたむ時など、手は離せないが耳なら空いている時間はありませんか?

そんな時、YouTubeの解説動画を耳で聞いているだけでも、学習を進めることができます。
特に暗記系(数字や単語など)は、聴く学習での効率が良いので、うまく活用してみてください!
(語呂合わせの「覚え歌」なども秀逸です)

✏️過去問演習は「宅建過去問道場」で

全体学習が終わったら、ぜひ「宅建過去問道場」を活用してみてください。
このサイトは無料で使うことができ、過去問を設定した分野で出題してもらうことができます。

また、メールアドレスでユーザー登録をすると、過去に解いた問題の正誤率を分野ごとにグラフ化してくれます。

苦手分野の可視化はもちろん、登録ユーザーの中での順位も出るので、モチベーションアップにも繋がります!
また、実際の試験形式で問題を解くことも可能です。
本番さながらに問題を解き、場慣れするのにも最適です◎

サイトはこちらからアクセスできます

✏️最後の仕上げに「宅建模試」にチャレンジ

単元全体の学習が進んでくると、どうしてもモチベーションが下がってしまうこともあります。

「これだけやってるから大丈夫じゃないか?」
「過去問も見慣れてきたし、上出来だな」
「暗記に疲れてきたな、、、」

こんな時、ぜひやっていただきたいのが「宅建模試」です。
こちらは各資格スクールが主催をしており、スクールに通っていなくても申し込みが可能です。

模試を受けるメリットは以下の通りです。

✏️ 本番に近い環境で受験できる
試験用紙とマーク式の解答用紙があるので、本番のシミュレーションが可能。

✏️ 今年のライバルの中での立ち位置がわかる
宅建道場は過去利用者も含めた順位になるが、模試は今年の受験者のみで順位が出る。
自分の現在地確認ができるので、残り期間での学習目標がより明確になる。

✏️ モチベーションアップにつながる
結果が出ることで、自身のこれまでの努力が可視化できる。
試験までの残り期間を走り切るためのモチベーションにつながる。

宅建模試は費用も3,000〜5,000円程度と、そこまで高価ではありません。
独学だとどうしても自分の現在地が分かりにくくなります。
自身の実力を試すにも、ぜひ一度受けてみてはいかがでしょうか。

✏️おまけ|私が宅建の勉強に使った費用

最後に、私が宅建試験の勉強に使った費用をお伝えします。
なお、受験料や登録費用、合格後の実務講習費は含んでおりませんのでご了承ください。

テキスト: 2,750円
問題集 : 2,200円
宅建模試: 5,500円
合計:10,450円

安く抑えられましたが、不合格では元も子もないので、ここまでケチにならなくてもいいかもしれません。笑

まとめ|1万円で宅建資格は取得できる!

宅地建物取引士(宅建)は、不動産業界だけでなく、さまざまな業種で活かせる国家資格です。
難易度は低くありませんが、テキストと問題集、YouTubeや過去問サイトを組み合わせることで、費用を安く抑えながら独学合格が狙えます。

この記事では、宅建の概要や学習計画の立て方、テキスト・過去問演習の進め方などを具体的に紹介しました。
「分野ごとにテキスト→問題演習」
「耳で学習してスキマ時間を有効活用」

といった工夫を取り入れると、効率よく合格に近づけます。

宅建合格後は、「重要事項の説明」などの独占業務がこなせるようになります。
不動産関連のキャリアアップや副業に大いに役立つコスパの良い資格です!
興味がある方は、費用や学習時間を工夫しながら、ぜひ挑戦してみてください!

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